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室町三井家の名品@三井記念美術館

昨日は、皆様良くご存知の(笑)三井記念美術館に出かけて茶道具を目を細めて見てきました。

三井記念美術館 室町三井家の名品

この展示は前期(12月3日~12月26日)と後期(1月4日~1月29日)に分かれておりますので、私は後期作品を見たことになります。もっとも、9割くらいのものは全期間展示です。
201101082.jpg

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やはり第一展示室にあります「肩衡茶入 銘 遅桜」や「赤楽茶碗 銘 鵺」がいつ見てもお友達にあった気分になります(変かな?)。
また、利休所持と伝えられる「古胴桃底花入」は今回初めて見たのですが、花が2本はいる程度の可愛い造形と、深い色合いが、「私もこれで花を生けたい!」と思わせる大変誘惑的なものでした。

あれには水仙を入れたいね。今の季節なら梅も最高だね。
ume.jpg

あとは展示室3の、利休とは切っても切れない間柄、この人が大徳寺山門に利休の木像を掲げたおかげで秀吉がトチ狂ったという(爆)古渓宗陳(こけいそうちん)の墨蹟も、「ほーーーーアノ坊様はこんな字を書くのか!」と思って眺めました(馴れ馴れしい…)
具体的にどんな筆跡かと言うと、墨のかすれがない、かなりスピードをもって書いた字だと思いました。はい。

あとは、あの「大井戸茶碗 銘 十文字」ですね!!!古田織部が、「大きすぎてちょっとイヤ」とのたもうて、十字に切って継ぎ直したため、「十文字」という名になった朝鮮の茶碗です。まさにその通り!!!継ぎ目がはっきりくっきりです。確かにこの継ぎ目が、斬新と言えば言えるが。

新井白石の義理の弟、日下部景衡が編んだ「遺老物語」の一遍『老談一言記』には、

『織部なる人物、世の宝を損なうがごとき人で、例えば、この掛け物は格好悪いと言って分断してしまったり、茶碗や茶入れなども、傷一つない物をわざと打ち壊してから修復し、こうした方が面白いと言ってはばからなかった。』との記述があるそうですが、それはこういうことだったのですね。
(ちなみに、この記述は「茶道と天下統一」ヘルベルト・プルチョウ著 日本経済新聞社刊 で述べられております)

あの「十文字」が、傷一つないままであった方が良かったのかどうかは、ちょっと想像がつかないですね。ただ、十文字の線は、確かに絵柄のなかでデザインの要素になってました。

ほか、茶道具ではないですが、「四季草花蒔絵源氏物語箪笥」が実に雅やかで繊細で目の保養になりました。
箪笥の引き出しのところに、源氏物語の巻名が書かれているのが大変愛らしい。ああいうものは、現代では造れるのだろうか。そういえば、「蒔絵」の展示について書いた記事がございますので、よろしければどうぞ。

Japan 蒔絵~宮殿を飾る東洋の燦めき展@サントリー美術館
201101181.jpg

↑日本橋タワーの中にある「千疋屋総本店」。

ところでNHK で「フェイク 京都美術事件絵巻」というドラマを放送していて、1月11日の回が「信長の油滴天目茶碗」と題した、茶の湯にまつわるサスペンスだそうです。

ドラマ10 フェイク京都美術事件絵巻(2)

信長は茶道具を愛したと言うよりは、恐らく「茶道具を政治的に使うことにこだわった」最初の戦国武将だと私は思っております。茶道具をコレクションしたと言うよりは、自分の家来の秀吉や光秀に、結構与えたりしてますので。でも、このドラマは多分見てしまいそうだ。

テレビで、あの油滴天目をどんな風に写すのかとっくりと観させてもらいます。←意地悪


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