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「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡新収蔵品初公開と名品勢揃い@サントリー美術館

今日はサントリー美術館に参りました。現在開催中のこの展示は、5月22日までなのです。
「美を結ぶ。美をひらく」

まあ、展示物が、漆工、ガラス器、屏風、絵巻、茶道具、陶磁器、エミール・ガレのガラスの器…と、日本人の生活に密着し、四季への情緒と夢のこもったアイテムのなかの優秀な品が揃った、という印象でございます。もっとも、何度もこの美術館に行っている人に取っては「見たことがある」品もありましたが、それは織込み済みです。
屏風や絵巻や絵画に言及するとブログが終わりませんので(爆笑)展示品の感想は「茶道具」「小袖」「エミール・ガレの器」に絞ります!

わたくしは、今回初めてサントリー美術館所蔵の釜、水指、茶入れを見ました。目が輝いたのは本阿弥光悦の「赤楽茶碗 銘 熟柿(あからくちゃわん めい じゅくし)」でした。
まさに夕焼けの色に染まった柿の色の茶碗で、ぶくりと丸い形も柿そのもの。銘をつけた人は片桐石州らしいが、うまいネーミングだと感動。
図録を見ているのですが、図録の写真は、実物より朱色が薄いと思うのは気のせいか。この艶やかな朱色の美は、是非本物をご覧になっていただきたいです^^

信楽の「旅枕花入れ」も味わいがあって良かったです。このわびた深い緑色の肌が、真っ赤な椿や黄色の山吹、濃い紫のアヤメなどに最高に合うでしょう。すとんとした、ただの筒型、だけど画一的な直線ではなく、「人が手作業で焼きました」っていうほんの少しの震えた線が、茶室の花器の真骨頂なんだなあ!!(陶酔)

ここで少し落ち着いて。サントリー美術館についての過去記事もありますので、どうぞ。
鳥獣戯画がやってきた!@サントリー美術館
鳥獣戯画人物絵巻展に再び

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「黄瀬戸立鼓花入(きせとりゅうごはないれ)」も魅惑的でした。鼓を立てた形の花入れと言うのは、花がたくさん入るので大変便利。枝も草花もいけられる。この黄瀬戸はクリーム色の地肌に、ほどよい親しみやすさとちょっとだけの都会性がないまぜになった風情で、茶室のみならず、コンクリート打ちっぱなしのお部屋に飾っても大変綺麗でしょう。
「矢筈口水指(やはずぐちみずさし)」もなかなか見応えありました。織部の水指ほど盛大に歪んでないところが、素直で使いやすそう。あ、私は織部の焼き物は好きですよ。
というか古田織部についてはもっと勉強しないといかんと思ってるところなの。家康の茶堂になったものの、利休と同じく謀反の疑いありと切腹を命じられた…徳川政権にとって邪魔になってしまったのよね。
家康のどんな暗部を知って邪魔者扱いされたのかと。
「へうげもの」でも読んで学びます…ウソウソ、ちゃんと歴史文献読みます。“o( ̄‐ ̄*)

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小袖は、段に流水海松貝模様縫箔に目が釘付けになりました。これは萌葱色と朱色の段に染め分けられた小袖に、
海松貝(みるがい)やハマグリや昆布を組み合わせたパターンが、模様が刺繍で表されているものです。
パターンに用いられた貝の1つ1つの位置を微妙にずらしてあるのに驚嘆しました!色数は少ないですが、それが逆に洗練を生み出している。
この模様のきものを着たいと思いましたね。パターンの大きさはもっと小さくしないと目立ちすぎますが。

これに対して、流水花束模様小袖は、現代でも通用する訪問着のようなイメージ。爽やかな水色地にせせらぎと花束を表してあり、白と朱色との分量がくどくない絶妙な華やかさをふりまいております。
朱色はほんの少し、そして紫色を足して、白が多いのが良いのです。

水色に、白と朱色と言うのは、分量を間違えると目がチカチカするような模様が展開してしまうので、朱色は少ないのが肝心です…いつかはこのような、光沢のあるりんずとか、絽とかの水色の訪問着には憧れますね。吉永小百合さんが何かの広告で水色のきものをお召しになっていましたが、あのような感じが私の目標です(相当、遠いが…)
サントリー美術館の小袖の展示についての過去記事もあります。お時間のある時にどうぞ。
サントリー美術館「小袖 江戸のオートクチュール展」

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ガレの器は「ひとよ茸」に驚嘆しました。発想がすごいです。実物の姿もすみずみまで、ガレの自然界に対する賛嘆の思いに溢れている。花器「かげろう」の色彩には、春のあけぼの、と言いたくなるような夢幻があります。名イメージをカタチに出来るだけの高い技術を持つことが出来たのも、大変なことだと思いました。

ガレという人は、フランス人でしたが、天然を愛でる心は、かなり日本人に近かったのではないかと思います。
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…次の展示の招待状も頂きましたので、6月にはまた参りますわ。
というか、今回の震災と原発事故のおかげで、三井記念美術館の「北斎展」が中止にってしまって、実に腹立たしい悲しい限りです。
「三井記念美術館 館蔵品展」

「銘 俊寛」(黒の楽茶碗です)とか「茶べんとう」(茶杓です。千利休の孫である宗旦の作です)とか「誰が袖屏風」(綺麗な屏風です。桃山時代の)はね…5回くらい見たかもしれません。なので、三井記念美術館には「日本美術にみる橋ものがたり」のときに行こうかと。
ちょうどこのブログのタイトルにも合うし^^
しかし今日も記事が長くてごめんなさい。

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深良マユミ全集のジャケット

↑2009年までに出た10作品の入ったCD-Rのジャケットです。内容については
「深良マユミ全集 The very best of MayumiFukara」の記事をご覧下さいませ。

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↑小説「P座標、原点」       (原稿用紙換算で80枚)
   「僕がいなくてさびしくないの」(原稿用紙換算で45枚)
エッセイ    「古典読解シリーズ   葉隠」 
        「古典読解シリーズ   学問のすゝめ」

以上を収録したCD-Rのジャケットです。撮影は長澤直子さん。

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↑小説  「うつろなかお」        (原稿用紙換算で70枚)
     「ロックス・アンド・チェインズ」(原稿用紙換算で40枚)
エッセイ 「芸術の監獄」より 
       ○イントロダクション
       ○谷崎潤一郎
       ○俵屋宗達
       ○ドミトリー・ショスタコーヴィチ
以上を収録したCD-Rのジャケットです。撮影は深良マユミ。



【お知らせ】深良マユミは来る6月12日(日曜日)に、文学フリマ に出店します!

ここでご案内しました3種類のCD-Rも販売予定です!!!

会場は大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホールです。詳細は追ってお知らせします♪
深良マユミのブースに遊びにきてくださいませね。

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柿だぁ~。

光悦さんの『赤楽茶碗 銘 熟柿(あからくちゃわん めい じゅくし)』私も好きでした。
あれで、お茶を一杯飲みたいのです。

鷺草さま

ようこそいらっしゃいませv-343
いやいや、あの赤楽茶碗は、本当に綺麗な朱色で、まるまると太った柿って感じで最高でしたね!私はあれで茶を飲めないです…恐れ多くて。
書き落としましたが「雀の小草子」も最高でしたね、絵が綺麗でああいうのが日本の美意識だと感動します。
コメント誠にありがとうございます!!!!ご都合が合いましたら6月12日に「文学フリマ」にお越し下さいv-341
深良マユミの書籍
深良マユミがforkN にて出した書籍です。

今度、きものを着よう その2

by 深良マユミ
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今度、きものを着よう その1

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夢見ごこち

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逆髪(さかがみ)

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朧草子(おぼろぞうし) 雪月花星雨雲光の物語

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クオドリベット 上巻

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クオドリベット 中巻

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クオドリベット 下巻

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ロックス・アンド・チェインズ

by 深良マユミ
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僕がいなくてさびしくないの

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式子内親王

by 深良マユミ
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谷崎潤一郎の密かな禁欲

by 深良マユミ
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芸術の監獄 イントロダクション

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芸術の監獄 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(前編)

by 深良マユミ
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芸術の監獄 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(後編)

by 深良マユミ
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芸術の監獄 ワシリー・カンディンスキー(前編)

by 深良マユミ
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芸術の監獄 ワシリー・カンディンスキー(後編)

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芸術の監獄 江戸川乱歩

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芸術の監獄 グスタフ・クリムト

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芸術の監獄 円山応挙

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芸術の監獄 ベラ・バルトーク

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芸術の監獄 夢野久作(前編)

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