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二期会オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」「パリアッチ」稽古見学レビュー(2)←訂正あります。

オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」のあらすじはこちらです。歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
「パリアッチ(道化師」」のあらすじはこちらです。歌劇「パリアッチ 道化師」

さてお待ちかねの通し稽古。今回は、7月14日・16日出演組を聴かせて頂きます。通し稽古は、音楽はオーケストラではなく、ピアノ。これについても後で書きますが、すごい重要なお仕事だと思いました。
マエストロ・カリニャーニさんが通しをされるのは、今日が2回目とのこと。ミラノ生まれの方ですって。

われわれ見学者の席は、体育館を上から覗き込む位置という、現実の舞台ではありえない席。そして、そこには、体育館の控え室からはしごで上って行ったのだった…(注:二期会さんからは「はしごを上りますので女性の方はスカートはご遠慮ください」という注意をすでにいただいていた)

男性見学者は、舞台の下手を見下ろす席、私たち女性見学者は、その反対側、舞台上手を見下ろす位置。
女性の皆様、みんなカメラやスマホを手に目を輝かせて、動き回るスタッフや、入り乱れる歌手さんや合唱団の方に見入っている。もちろん私も。

nikikai1.jpg

↑ は、「カヴァレリア・ルスティカーナ」が始まる前に演出チームと合唱団の方が確認しあっているところ。画面左上の、白いシャツにスキンヘッドの男性が、主要キャラの一人アルフィオ役の、松本進さん。

そして「カヴァレリア・ルスティカーナ」の幕が開いた。

舞台前方でサントゥッツアが唱っていて、そしてトゥリッドゥとローラとのラブシーンが進行しているという絵に仰天しましたw(*゚o゚*)wまあ、男女の愛欲の劇だからね。

nikikai2.jpg

↑ 中央のストールをまいたスカートの女性がサントゥッツアを演じる清水華澄さん。愛するトゥリッドゥの裏切りに疑心暗鬼のサントゥッツア。周囲の好奇の目に彼女は苦しむ。

いや、清水華澄さんの歌が本当に大迫力で!!! もう、空気が細かく振動しているのが分かりました!!嫌な振動ではなく、微妙で精巧な震え方で、こちらの心に暖かく染み入ってくる。あんな、体育館中に響き渡る歌声をどうやって出せるのかと素朴な疑問までよぎりました。

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↑ ローラ(ヴェールをかけている女性)とアルフィオとの結婚式シーン。それなのに、昔の恋人とあいびきしちゃうローラって…

ローラの澤村翔子さんはメゾソプラノで、和風の目鼻立ちの美女。単に立っているだけで色っぽい。田尾下さんは、ローラを、男の注目を集めるのが生き甲斐の女性として描きたかったらしく、後の方でローラが男たちにちやほやされるシーン等が出てくる。
澤村さんは男たちに色目をつかいながら唱うのだが、演技しながらあれほど気力のこもった歌を歌える事に、ひたすら感心。

nikikai4.jpg

↑ 色っぽいローラと、彼女への愛で見境の着かなくなっている(笑)トゥリッドゥの酒場でのシーン。
トゥリッドゥの大澤一彰さんは、本当にイタリアの、シチリアの青年に見えた。衣裳つけずにこれほど「役」になりきれるのだから本番ではどれほどのキャラクターを見せてくれるだろうか。

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↑ 演出の田尾下さんと、マエストロ・カリニャーニを撮影してみた。赤いシャツの男性が田尾下さん。歌手さんをあおるように手を振り回したり飛び跳ねたり(本当)して、実に精悍。
立って譜面をめくっておられるスキンヘッドの方が、カリニャーニさん。私が思う「イタリア男性」とはちょっと違う雰囲気の方。ひと言で言えば、物静かで端正な…(って、イタリア男性イコール賑やか、っていうのも短絡的か?? 笑)

プレトークで、田尾下さんがお話していたように、本当に舞台装置は簡素らしく、合唱団の方たちが自分の座る椅子を運んだりしているのです。歌舞伎の黒子みたいですね。
そして、合唱団の歌声もまた、心に直撃でした。緊張感と悲劇的な感じに満ちていて。

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↑ サントゥッツアは、自分を裏切ったトゥリッドゥをなじる。愛と言うものは、相手が自分を軽視すると、とたんに憎悪に代わりますね。

全篇観させて頂きましたが、演出としては、ギリシャ古典悲劇のような、骨太な愛と憎悪の物語を目指していると私には感じられました。

…それにしても、音楽のピアニストさんもなんとすごいお仕事なのかと…あのような膨大な楽曲を弾けると言うだけでもすさまじい鍛錬が必要になるでしょう。おまけに間違いは許されないし。
もう、舞台を観て田尾下さんを観てカリニャーニさんを観て、ピアニストを観て、とてんこもりの「演劇」を観させて頂きました……すごかった〜。

で、3の「パリアッチ(道化師)」に続きます。

【7月9日追記】二期会さんから「大澤一章」さんではなく「大澤一彰」さんが正しい、とのご指摘いただきましたので、訂正しました。間違いを慎んでおわびいたします

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