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四大浮世絵師展@大丸ミュージアム

7940b582.JPG本日も絵を見て参りました。東京大丸の10階で開催されました「四大浮世絵師展 写楽、歌麿、北斎 広重」です。
残念ながら、今日が最終日なので、皆さまに「どうぞ」といえないのです。申し訳ない!!そして恐ろしいことに、図録が売り切れてました。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

でも、まことにこの四大絵師の精髄を集めた作品揃いで堪能しました。
写楽は、有名な役者絵のみならず、相撲の力士を描いたシリーズが出ていました。また、歌麿は、美人絵もですが、若い頃描いた役者絵も少し…でも、あんまり良いとは思いませんでした(笑)。なんとなく生き生きしてない。やはり、小女に鏡を持たせて、自らの姿を写して化粧する遊女なんかの絵が、女の人生…ってかんじで私の心に響きます。

しかし私の最高に好きな絵師は、北斎と広重まるで、私の好みを読んだかのように、この二人の作品を次から次へと!出してくれて、もう極楽でした。ちゃんと北斎が「勝川春朗」だった頃の役者絵も出ていましたしね。
北斎の役者絵というのは、人物もそれなりに似せて描いてあるのですが、それよりも、役者の背後の舞台装置を、丹念に手抜きなしに書いているのが興味深いというか、彼らしいというか。「人物の背後の景色」を描くほうが、人物を描くよりも上手だったのです!この頃から(^0^;)
「七福神」を描いた絵なんて、あまり有名ではないですが、私は面白かったです。
「長き夜の   とをのねぶりの  皆めざめ  
   波のり船の 音のよきかな」
この歌が七福神の絵に添えてあるのですが、これ、逆から読んでも同じになるのですよ。よく考えてあります。そして、枕の下に入れて、よい夢を祈願したのですって。

また「三国妖狐傳」という読み本の挿絵も、これぞ北斎!!!という感じでした。中国(殷)、天竺、日本と、国家を転覆するべく悪逆の限りをつくす妖狐(金毛九尾の狐)のお話しです。簡単に言うとこの妖狐、美女に化けてその国の帝王、皇帝をたぶらかすのです。で、皇帝と酒池肉林の淫楽にふけって、言うことを聴かない者はさっさと極刑……多分ご存知の方も多いでしょう(^^)日本では、この九尾の狐は、「玉藻の前」という名の美女として、鳥羽天皇の後宮に入り、そこで悪逆の限りを尽くそうとするが正体を見破られて……
あ、脱線はこの辺にしておきましょう私はこの、九尾の狐ちゃんが好きで、それでmixi のネームを「玉藻の前」にしたのです。
北斎の挿絵、殷における妖しい美女と、正体を見破られた九尾の狐の絵でしたが、どれも躍動感たっぷり。

広重も書かないとね。出ていた作品は、メジャーな「月と雁」「東海道五十三次」「東都名所」といった、私がすでに観たことのある作品が多かったですが、全く飽きませんでした。改めて、彼の風景画の品、緻密さ、藍色の美しさを楽しみました。
肉筆画も出ていまして、これがなかなか良かったですよ。掛け軸とかです。
「待乳山風景(まつちやまふうけい)」と題した掛け軸…これに私は見入ってしまいました。

水墨画なんです。悠々と流れる川、水面に浮かぶ小舟、そして岸辺に山があり、松林がその枝を広げ、建物がちんまりと。
夕方になりかけているのか、ほんのりとぼかした墨いろで薄雲を表現しています。
この「ほんのり」墨色の陰翳にたまらなく惹きつけられました。

幽玄…といっては凡庸ですが、他に言いようがなかったです。川の小舟…松の林…そこにはひょうひょうと風が吹き、舟に棹さす人は、川の波に夕日を映して、ため息をつくのです。あああー、陰翳に萌え
やっぱり広重が大好き.。゚+.(・∀・)゚+.゚

その他、めちゃくちゃ楽しい絵がありましたよん。幇間(たいこもち)が、障子に影絵を映して、向こうの部屋のお客に「これはなんでしょう??」と当てさせるために、一生懸命ポーズを作っている絵なんて、最高でしたね。
影絵にすると「松」。しかし、演じる幇間は腰痛になりそうなカッコで静止してます(爆笑)。いやいや、図録が売り切れは本当に残念でした。

画像がないのは寂しいので、私が持っている広重の図録から。「亀戸天満宮境内雪」(東都名所)です。実物は神奈川県立博物館所蔵。

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