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生業は、その人自身だ

5a5e4dd6.JPG小説家は、作中人物を作る際に「職業」「生業」をまず語る、と言うのがなかば定式化したセオリーとなっている。私もご多分に漏れず、そうしている。
そのせいか、実生活でも、接した人の職業が気になる…というのは大袈裟だが、お話ししてくだされば、喜んでその人のお仕事内容、なぜそのご職業を選ばれたのか、お仕事のやりがいは何か、を知りたいと思う。

こういう興味を、知的好奇心と呼ぶのか、あるいは野次馬根性と呼ぶのか。前者の方が聞こえは良いが、しかし、まあ実際には、後者にむしろ近いように思う。

それだけ私にとっては、その人の生業とは、心と思想の集積地だと思っているからだ。

生業は、人に示されて「はーい」と頷くものではない。もしも周りから「やりなさい」と言われて就く職業であっても、結構淘汰というものが働くのだ。つまり、テキトウに選んだ職業に就くと、絶対に物事が上手く運ばない。結果、自分も焦る。

生業が、心と思想の集積地などと書くと、あるいは反論される人がいるかも知れない。「どっちかというと成り行きです」「運です」「グウゼンでこの職にあたっちゃいました」そうおっしゃる方に、私は自分の考えを強要する気はない。ただ、尋ねたいだけだ。「成り行きにまかせてよかったと思っておられますか?良かったのなら、あなたはお幸せですわ」
「本当に、岐路に立ってご自分で選ばなかったのですか? そんなことはないのでは?」

…もし、「選ばなかった。選ばされた」という思いがわずかでもあるとしたら、ちとそれは、私に言わせればナサケナイ生き方ではないかと。

…まあ、ある程度「選べない境遇」はきっとあるのでしょうね。どのような親なのか、生まれてくる自分は選べませんから。私は、世襲制の家業をもつ親の元に生まれたわけではないので、そのあたりは不案内である(知ったようなことを小説のなかでは書いているが……)。
どんな職業も、結局は人に何かをserve することに行き着く。
つまらなそうに、あるいは不満そうにしている人から、serve してもらって、嬉しいとは思えないだろう。自分もこれは肝に銘じておきたい、と今さらながらに思う。

画像は、私の描きました栗のデッサン。
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