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国宝雪松図@三井記念美術館

1d0221b9.JPG本日は大好きな「三井記念美術館」に行ってきて、大好きな応挙の「雪松図」を見てきました(≧∇≦)
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition_01.html

ああ三井記念美術館さん、私好みの内装を本当にありがとう(苦笑)。この渋くていかめしい、いかにも明治の洋館!の内部のような、木材と大理石のお部屋が不思議と好きです…実を言うと、お茶碗とか茶杓とかそれほどすごい価値なのかは分かりません。でも、あの空間にはいるとお茶道具がまことに光を放って見えます。お試しあれ♪
さて、お目当ては「雪松図」をはじめとする応挙ちゃんの数々の作品ですが、本邦初公開となる「松坂三井家」から委託された江戸期の絵画、屏風も見逃せません。酒井抱一、河鍋暁斎といった、日本画好きならむむむ!な存在の画家達の作品が出ています。

まあ、まずは応挙を。「雪松図」これは近くから見ても遠くから見てもかっこいい、実に応挙らしい作だと思います。
黄金と、白と墨。たったそれだけで豪華に見えるのは、写実と、デザイン的なカタチ(背景がただの黄金であることは、写実から離れている)とが上手く融合しているからだと思います…葉っぱに積もった雪の清潔さが、いいですねえ。幹の皮の描き方も、巧緻で好きです。

でも、実はこの雪松図はミステリアスなのです。なぜなら制作年代がはっきりしていないからですって。

「そもそも雪松図には年紀がなく、制作年代が比較的確定している応挙作品にあってはむしろ異色とも言えるが、書名の書体並びに印章の状態や、他の雪松図との様式上の比較から、天明6年(1786年)頃の制作と推定される。」
(図録「円山応挙と三井家」の解説の抜粋です。筆者は樋口一貴さん)


案外、知られている様で知られていない、「雪松図」の成り立ち。はっきりしているのは、とにかく「北三井家の注文で応挙が腕によりを掛けて描いた、祝いの屏風」ということだけです。
ううむ。タイムマシンがあったら、行って確かめたい!!誰が応挙に注文を決めて、お幾らくらいで引き受けたの? 応挙さん!でも、謎だから良いのかも知れないですね。
他「雲龍図」(天明4年 1784年)も応挙らしい~。天に昇って行く龍を黒白の濃淡で描いた横長の作品。ちょっと漫画っぽくも見える龍の目玉がお茶目です。



さ、そろそろ応挙以外の作を。
酒井抱一の「観音像」!!これもある意味今回の目玉です。なんでも、山形美術館の所蔵になる、谷文晁の「慈母観音図」と、ほとんど構図が同じなのだそう。
はい、「慈母観音図」の写真も出ていましたが、もう背景の雲までそっくりです(^_^;)二人で示し合わせたとしか思えない。

冷たさと優雅さとを感じさせる表情が、なんとも美しい観音様。私には、あまり慈悲深いように見えなかったです(笑)。しかしその代わりに魅惑的です。
お座りになっているのですが、脚をクロスさせているのですね。きちんと揃えてない。右の脚(膝下)を、左脚(膝下)の下にして、その結果左足のくるぶしの左に、右の足が位置してます…って、分かりますか??(^_^;)
なんか不真面目な座り方です(苦笑)。だから色っぽいんでしょうね。崩れが誘惑に見える…いや~、何を考えてこのような魅惑の観音様を描いたのか、酒井抱一に尋ねたいです。
「へへへ、これが趣味で(*^^*)」と答えるのだろうか。

また、ネット上では「誰が袖屏風」は1つしか見せていませんが、美術館には2つ展示されていますので、服飾にご興味のある方はご覧下さいませ。
正直言って、すばらしい技術の画家が描いたとは思えないですが(現に画家名が不明)、美しい衣装を掛ける、それを見て楽しむという日本的な「美」の楽しみ方が凝縮されていると私は思いました。

実を言いますと、私はこの展示の図録ではなく、間違って「円山応挙と三井家」という、三井文庫が2000年に開催した展示の図録を買ってしまいました。そのため、応挙の作については、いっぱい書けますが、他の今日見た作品はやや記憶が曖昧……残念!1月31日までなので、もう1度行けるだろうか? 小説書かないといけないので、ちと無理そうです。

画像は、三井記念美術館の入り口。


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