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本を読みたい、第三弾

b8ba2c7c.JPG本日は以前から暖めていたテーマ、私の好きな小説家について書くことにします。なので、タイトルは実はあまり正確ではないですが(笑)お許しを~。

……分かる方はもうお分かりですね!!!この画像で!.。゚+.(・∀・)゚+.゚深良マユミの語る「銀河英雄伝説」でございます!
はい、この小説にはノックアウトでございますよ。骨太でありながら、細かい伏線までも綺麗に張り巡らせてある。破綻がないのです。また、言うまでもないですが人物の造形が実に上手い。

大きなテーマである「民衆が民主主義ではなく、傑出した個人によって統治される独裁のほうが優れている! と判断したらどうするのか?」という、まことに深い問いが、小説全体を被っています。この作品を構想されたとき田中先生は、29歳くらい(ほぼ9年間の執筆で幕を閉じた)。なんというか、その若さでこのテーマを考えついたと言うことに、半端ではない鋭さを感じます……
その意味で、この小説はもちろん血湧き肉躍る「読み物」ですが、社会とは何か、国家と個人との相剋、そんなモノを考える教科書にもなりうると自信を持って言えます。

…あちゃあ、こんなに固くなってしまうのは、きっと「銀河英雄伝説」ファンにとっては嬉しくないでしょうね(^_^;)えーと、面白可笑しく読むことももちろん可能です!!!
例えば、主人公のラインハルトちゃんの、なんだかスポーツ根性ものみたいな「おれは宇宙を手に入れる!!! ついてこい! キルヒアイス(いや、若い頃はキルヒーのファンだったのよ、私)」な言動は、茶化すことも可能ですが~。本当、ラインハルトちゃんみたいな美形を書きたくなった田中先生のお気持ち、及ばずながらわたくしも分かりますよ。ショウセツカって美男美女が好きなんですから(爆笑)。
しかし、あそこまで凡人から隔絶した美貌の天才皇帝ってのは、確かに「えすえふ」の世界でしかリアリティーを保持できないでしょうから、このお話が「宇宙」を舞台にしたモノになったのは必然でした。

ところで、私は大学1年のときに「銀河英雄伝説」に開眼し、それから大学を出るまで熱中し続け…今はオトナですから熱くなってはいませんが、ことあるごとに登場人物のことを思い浮かべたりしてますね。

中でも、ヤン・ウェンリーとロイエンタールが、結構私の中に染みついていますね。
ヤンには、自分の頭で考えて結論を出す、というスタンスを学びました。彼は、もしかするとラインハルトなんかよりも悲劇的な人生を送ってしまったかも知れないのですが、それを嘆いたり、声高に人に押しつけたりはしない。そう言う種類の強靱さというものが世の中にはあるのです。

ロイエンタールは、自分が33歳になったときに気になる存在になりましたが、この人の強靱さは、ヤンとは違った出方…「軍人」「統治者」その才幹を充分に意識して強い自尊心を持ち、それ故に上を目指して……
「ロイエンタールは猛禽だ。籠の中で平和の歌をさえずりつつ一生を過ごせる男ではない」うーーむ、言い得て妙だわ。私が男性だったら、こんなふうに言われたら光栄ですよ。
まあ、男性ではないとはいえ、わが才能や技能、才覚を、世に発揮して生きてみたいと言う欲求は、私は自分の中にふつふつと感じますね…ロイエンタールとそこが似ていると言えば、似ているかも。

いや、他にも面白いキャラがいっぱいいますので、語り出すと止まりませんね(^^) アッテンボローも好きですよ。「おれは黒幕でいたい」って…(^_^;)面白すぎます。
あと、田中先生の小説の最大の特色というのは、「悪は結局自滅する」。これにつきるのではないかと。「善は勝つ」ではないのよね。これは、例えば「マヴァール年代記」や「アルスラーン戦記」「風よ、万里を駆けよ」といった物語でも顕著ですから、どうか味わってくださいませ。
本当、田中先生のおかげで、私の読書青春は彩り豊かになりました。薬師寺涼子よりフランス語が上手になることを、これからは目指そうかと

画像は、「銀河英雄伝説」の漫画版で、1989年の「少年キャプテン」(徳間書店刊)作画は道原かつみさん。ラインハルト~

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