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鳥獣戯画人物絵巻展に再び

e0d14e8d.JPGお昼に担々麺を平らげてからサントリー美術館へ。お目当ては「鳥獣戯画人物絵巻」の後期展示です。甲・乙・丙・丁、全4巻の後半部分です。他の絵巻も場面替えがされています。

本日のパートナーである傀煕瑚さんは、これまでに「国宝展」などで「鳥獣戯画人物絵巻」が出展されるたびに足を運び、今回が6度目とのこと。しかし、模本が2本も出ること、全編が開示されること、断簡が4種も出ることから、このサントリー美術館の展示は、はかりしれない価値があるとのこと。

見た感想は、やはり甲巻の動物さんによって「鳥獣戯画」は名声を得たのだということを再確認。乙巻の一角獣や麒麟や獏もいいのですが、ユーモア感覚というのがないです。「動物カタログ」の趣ですね。または、絵描き用のお手本にも見えます。

丙巻は、前半部分は人間たちが、双六などの遊戯に興じる有様がリアルに描かれており、人間社会の縮図というかなんというか、社会派漫画を思わせます。
ところが後半では、一転して動物ちゃんたちが、擬人化された行動をしてます。山車の行列が出ていたり。その行列を蛙が扇をかざして見物していたりするの。

丁巻は一貫して人間だけが描かれており、かなりタッチがあらくて即興的に描かれた絵であることが歴然。風俗図として見ると面白いですが、情趣はないです。

この絵巻を通しで見て、誰でも思うことでしょうが、「甲乙丙丁」4つセットで伝えられている意味は?甲と丁は、明らかに作者が違います。丙が、人間プラス、擬人化された動物を描いているのは、あるいは甲のパロディーをつくろう!との意図かも知れませんが……
甲と乙は、描写の方法などから、あるいは同一作者かも知れません。図録に収録されている、サントリー美術館の学芸員、五月女晴恵さんの論文によりますと、

「乙巻の描写の質の高さや、甲巻と乙巻とでは動物の種類が全く重ならないことなどを考え合わせると、やはり乙巻は、甲巻と一具の正本として制作された可能性が高いと言えるだろう。そして、一具のものであるならば、制作目的にも何らかの共通性があったと考えるのが自然である。(以下略)」

ということですが、説得力がありまする。
「鳥獣戯画人物絵巻」の元の姿とは??って考え出すと楽しそうですね。傀煕瑚さんも推論をお持ちでいらっしゃいまして、拝聴させて頂きました(^^)彼女のmixi の日記に今頃書かれていることと思います。

ところで、東京ミッドタウンというのは、今ワダイの(苦笑)防衛省が「庁」だったときの跡地ですが、もともとは長州藩毛利家の下邸でした。こちらをご覧下さい:
http://www.minato-ala.net/sightseeing/welcome/root34/r03.html

この建物の周りのお庭にはかなり樹齢のある木々が並んでおり、川のせせらぎも。散策には最高です。
喜んでお庭の写真を撮ったモノの、あまりに出来がひどかったので、傀煕瑚さんに
「写真貸してくらはい」とお願いして、このブログに提供して頂きましたm(_ _;)mそれが、この2枚です。傀煕瑚さんありがとう。御礼申し上げます。
上の画像は、もちろん図録!!!あえて、失われた絵巻の箇所がわかるような撮り方に、気づいてくださったでしょうか??









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