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堀文子展@横浜高島屋

2bbc3779.JPG昨日は、1918年生まれの女流画家、堀文子さんの大規模な展示を見てきました。「花・植物」「風景」「幻想的な絵画」「微生物」「人物」はたまた、絵本の挿絵の原画、雑誌「サライ」に連載中の植物の絵など、膨大な作品が出ていて、みごたえ充分。
長い画家生活において、美しい色彩の絵も、無彩色でシュールレアリズムをとりいれた絵も、琳派風なデザインに傾いた絵も、すべて試みた画家さんのようなそんな思いも抱きました。それほどまでに、技巧が幅広いと言っても良いでしょう。
私はやはり、お花と植物を描いた作品を見入ってしまいましたねえ。自分が植物が好きだからというせいもありますが、色彩とカタチの調和のとれた、穏やかな「美」が画面に漂っていました。
チケットやポスターにつかわれた2004年の「華やぐ終焉」は、堀さんにしか描けない、金色と中間色で、ハデハデな植物(しかも、枯れかけている)を表したモノですが、ポップさと皮肉さと明るさが楽しいです。
また1982年の「椿之図」は、わざと立体感を殺して模様のように赤白の椿を描いてありますが、全体が枯れ葉色なのに、花びらの「赤」が緋色で、毒々しささえあります。恐らくこの椿、今から「ぼとっ」と落ちるんだろうなあ、と思わせる爛熟した悪女のような花です。

それとは対照的な、微生物、プランクトンをデザイン的に描いた作品も、冒険心が感じられて興味深かったです。冒険と言えば、風景画で「魔王の館」というタイトルの、シュールな絵(しかもかなり大型)が、なかなか格好良かったです。SF 大作の本の装幀になりそうな感じといったらおわかりになるでしょうか(^_^;)
最後の方に並べられた、水彩絵の具で描かれた植物のかずかずと、鉛筆でかかれた人物デッサンの、熟練の技術にはただ感嘆。正確なカタチを写していながら、ロマンが薫っていました。

画像は、1965年作の「罌粟」です。
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