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能「玄象(げんじょう)」@国立能楽堂

dd1e1ed9.jpg昨日観たのは、能「玄象(げんじょう)」と狂言「若和女(わかめ)」でしたが、なんとわたくし、狂言の間はすやすやとお休みしてまして…(T_T)もったいなかったです。
そのぶん、能は目を皿のようにして堪能!!耳も澄ましました~。

シテは観世流の家元、観世清和さん。この方が02年に演じた「融(とおる)」は透明感と孤独さの満ちた人物造形で、それは素晴らしいものでした。さて、このお話しは、琵琶の名器「玄象」からタイトルをとっているだけあって、音楽への愛がテーマ。琵琶の名人が、唐に行って奥義を究めようとするのですが、村上天皇の霊が、それをとどめようとしてお出ましになる……というものです。そこに龍神も登場して舞うあたりが、いかにもお芝居っぽくていいですね。

小書きという特殊演出のために、シテはかなりの早さで装束をチェンジ。通常なら「アイ」が、お話しを語るべきところはお囃子で間をつなぎ、能としてはあり得ないくらいの早さで、村上天皇として再登場するのですが、この姿がまさに神々しかった。純白の狩衣に緋の指貫で、髪は綺麗に背中に流した、まさに貴公子。橋掛かりに立っている姿は、優雅なのに「気」を100メートル先まで飛ばしています。気迫と威厳に満ちていました。もう満員の観客が息を呑んでいましたよ。

天皇の割には簡素な衣装だな、と思ったのですが、それは、龍神のハデハデ扮装を引き立てるためだったようです!龍神、かっこいい~~。黒とゴールドで光り輝いていましたよ。早笛にのって、豪快に舞台を回る姿が鬼神でした。

さて、この能では国立能楽堂が昨年導入した「液晶の字幕システム」が役に立ちました。というのは、登場人物が、「源氏物語」の蘊蓄を語ったり、琵琶の名器3本の名前をあげたりするので、それを目でぱっと観られたおかげで、物語がより楽しめたからです。そういう文脈をわからなくても良い能もありますが、このお話は、明らかに文脈説明が必要な能でした。うん、助かりました。

来月は、観世会定期能を観て参りますよ!!!これにはお家元は後見でご出演するだけですが、もう1人の観世流の重鎮、片山九郎右衛門さんが出ます.。゚+.(・∀・)゚+.゚
もう今から楽しみでたまりません!

え~、画像は、国立能楽堂の2008年カレンダーでして、表紙がこれまた観世清和さん。曲は私の大好きな「蝉丸」です(^o^)
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