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オーケストラ・ニッポニカ第18回演奏会@日比谷公会堂

昨日は、オーケストラ・ニッポニカ第18回演奏会<「日本近代音楽館」へのオマージュ>を聴いて来ました。

オーケストラ・ニッポニカ

場所は日比谷公会堂です。オーケストラ・ニッポニカにとって、本演奏会はこのホール(昭和4年建築)でなくてはならなかったのです。

08093.jpg

↑日比谷公会堂の入り口です。煉瓦建ての外観に風格を感じます。


セットリストは以下の通り。


深井史郎/ 大陸の歌(1941/43)
伊福部昭/ 管絃樂の為の音詩「寒帯林」(1945)
深井史郎/ 「平和への祈り」- 四人の独唱者及び合唱と大管弦楽のための交声曲 大木惇夫作詞(1949)

ソリスト:
ソプラノ 佐々木典子
アルト 穴澤ゆう子
テノール 鈴木准
バス 河野克典

合唱:Chor June、同志社混声合唱団〈東京〉及び早混稲門会合唱団を中心とする日本近代音楽館記念合唱団
指揮:本名徹次
管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ

****************************************

「組曲 大陸の歌」は、まさに中国っぽい色彩と雅楽風の旋律が組合わさった、私には非常に新鮮な音楽でした。
プログラムによると、深井氏が1940年に満州国新京音楽院から招かれて満州を視察旅行した結果、書かれた楽曲だそうです。初演は1941年2月22日で、これまた新京音楽院管弦楽部によるもの。
打楽器が大変多く、ティンパニ、中国銅鑼(小)、中国銅鑼(大)、シンバル、大太鼓、木琴、鉄琴、タンバリンとありまして、打楽器奏者たちが、さささっと楽器変えたり音をストップさせたりという動作をされるのが、見ていて面白かったです。

日中戦争の進行しつつあったその当時の背景とかを知らなくても、綺麗な音楽であります。知ってから聴くと……なかなか文章にするのが難しい感慨を覚えます。

で、お目当ての「管絃樂の為の音詩 寒帯林」ですが、やっぱり伊福部先生の魅力が全開でしたね
「ゴジラ」の旋律にそっくりな音の動きがちらっと出てました~。小さいゴジラだね~
第一楽章の、優艶な美女が林を歩いているような、ひそやかな風情も気に入りました。

08091.jpg

↑優艶な美女ではない女流作家が撮影した日比谷公園。



「平和への祈り」は、大規模な楽器編成で構成されておりますが、音楽そのものは平明と言うか、同じ旋律が、潮の満ち干のように循環してゆく楽曲でありました。
この楽曲は、NHK に委嘱されて1949年8月にHNK 交響楽団によって放送初演。その後、管弦楽のみの第3部を書き加えて、再放送した後に、1950年11月16日に、「文部省芸術祭」において舞台初演されたのです(プログラムより)。

その1950年の舞台初演の場が、日比谷公会堂だったのです。

とまあ、歴史的なことをつい書いてしまうのですが、プログラムの文章量が多いのでつい熟読してしまいました

この演奏会は、「日本近代音楽館」へのオマージュとして企画されたもの。それについては、私が書くよりも、こちらに出ております奥平一さまの文章をご高覧頂く方がよろしいかと。

音詩 寒帯林日本初演!! 芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカ第18回演奏会《日本近代音楽館へのオマージュ》について


深井史郎さんの「平和への祈り」ですが、私は聴いていて思いました。

「やっぱり歌付きの音楽を聴くと、アタマのなかに小説の場面は浮かんでこないな~」などという妙なことを(苦笑)。どういう意味かと言うと、私は、交響曲や弦楽四重奏曲を聴くと、キャラクターたちが私の頭の中でいろんな行動をして、いろんな喜怒哀楽を見せてくれて、その有様が映画のようにぱっぱっぱっと、展開されるのです。

しかし、人が唱っている曲を聴くと、その歌詞の「意味」を必死にたどろうとするので、頭の中に映画は出ないのです。まあ、まったくわからない外国語だと話は違うのですが、日本語、英語、フランス語だと、意味を理解しようとするので駄目です。

頭の中に映画が出る、なんていうとすごいみたいですが、実際には、すぐ忘れるのであまり役に立っていません
(ノ∀`;)。
これをみんな覚えていられたら、1年に20作くらい小説が書けるのですけどね(つД`)。まあ、そんなことはおいて……
本名徹次さんの指揮ぶりについて書かなくては。お名前はもちろんよく存じ上げてましたよ♪だから、すごく楽しみにしてました!
ナマの本名さんは、実に風格と余裕がある紳士でした。そして、指揮ぶりは、両足をしっかり踏みしめて、上半身をちょっと前傾させながら、オケの音を吟味しておられました^^

金聖響さんは、私にはフリーペインィングの画家に見えましたが、本名徹次さんは、私には、
「空中に将棋を指している棋士」に見えました(おい)。

08092.jpg

↑写真は深い意味はありません^^;単に日比谷公園が好きなだけ。

たくさんの感慨をおぼえた演奏会でした。音楽を生で聴ける幸福をかみしめたいと思います。

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No title

みくしいで知ったのですが、マイミクの合唱仲間さんが出演されていたそうです、このコンサート。
日比谷公会堂の歴史と趣のあるたたずまい、ステキですよね。

うたうわんこ様

いらっしゃいませ~v-278先日はご一緒していただきありがとうございました!!!
お友達があの舞台で合唱されていたのですね。いや、実は私の別のマイミクさんのマイミクさんが
オケにいらしたそうです(笑)
類は友を呼ぶと言うかなんというかv-354
日比谷公会堂は空襲にも負けずに残った建物なので、これからも保存していただきたいです。
またお会い出来る日を楽しみにしてます。いつもご愛読本当にありがとうございますv-352
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